地上型レーザースキャナー


活用事例


1.災害復旧

地形や法面の計測にもスキャナーは有効です。地形計測では道路の轍の形状を取得し、メンテナンス時期の管理に活用できます。また、法面計測では地滑り等の災害計測はもちろん、法面の形状変化やクラック等の経年変化の把握にも役立たせることができます。

2.文化遺産のメンテナンス

多くの場合、歴史的建造物や文化遺産には設計図面が残されていません。非接触で計測できるレーザースキャナーを用いれば、対象物を傷つけることなく詳細な3 次元形状を取得できます。またカラー点群データを用いることにより、形状だけでなく質感までも再現可能となります。取得した3 次元形状データは、 メンテナンス用の図面作成だけでなく、アーカイブとしても広く活用できます。
 

3.その他

○土量計測
土木工事における運土量、鉱山や採石場における採掘量、処分場の埋め立て量、砂防ダムの堆積量等の計測にも有効です。非接触で計測が可能となるため、危険箇所でも安全にデータを取得する事が可能です。3 次元点群データを活用すれば、任意の位置やピッチで断面計測を行う事ができるほか、高い点密度での計測データにより、求積精度の向上が図れます。
 
○構造物調査
構造物全体の3 次元形状データを得ることで、メンテナンス業務における修復箇所の位置特定、サイズや形状の計測、修復部材の積算等、多岐に渡り利用できます。また、定期的な計測を行うことで、経年変化を確認することもできます。

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